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病院薬剤師のキャリアを考える〜残留・薬局へ転職・独立開業の可能性〜

病院薬剤師の経験があると、その後のキャリアで様々に活かすことができます。たとえば他の病院や調剤薬局に転職した場合、独立開業を目指した場合です。 この記事では、病院薬剤師が同じ病院に転職したり、キャリアチェンジした場合のメリット・デメリットについて考えてみます。特に現在、病院薬剤師としてご勤務されていて、薬剤師としてのキャリアをお考えの方はぜひ参考にしてください。

 

病院薬剤師として働き続けるメリット・デメリット

ここでは、病院薬剤師として現在の勤務を継続する場合のメリット・デメリットを紹介します。

 

病院薬剤師として働き続けるメリット

臨床系の知識を身につけやすい

テキストだけでは理解しにくいような内容も、臨床現場にいることで知識を身につけやすくなります。新卒薬剤師は、とくに臨床系の知識を深く知りたい、身につけたいと考えていることでしょう。そんなときには病院で勤務を継続することが大きなメリットといえます。

 

注射や輸液の混合を経験できる

病院薬剤師として注射や輸液などの知識や経験があると、転職先でも有利になるかもしれません。6年制の薬学部を卒業した方だと、4年次に行われる共用試験のOSCEで注射や輸液の練習経験がある方もいるはずです。しかし実際の現場で、注射や輸液の混合業務に携われることは大切な経験といえます。

 

チーム医療に参加できる

病院薬剤師には、病棟カンファレンスや医師の回診などに参加する場面があります。このとき、患者様の治療方針について医師や看護師といったコメディカルに相談しやすい環境があると、チーム医療に参加しているという意識が高まるはずです。

 

役職付きに昇進しやすい

同じ勤務先で長く働いていると、それだけ業務についての理解が深くなり、人間関係も構築しやすくなります。教育係や管理者としての立場など、役職付きの責任者として昇進のチャンスがあるといえるでしょう。

 

がん専門薬剤師などの資格取得に挑戦できる

病院薬剤師は、各種資格取得に挑戦しやすい環境です。とくに、がん専門薬剤師などの資格取得を目指しているときには、学会発表や論文執筆が必要です。勤務経験が長いとそれだけ各部署との調整が行いやすく、資格取得に必要な症例を集めやすいといえるでしょう。

資格によっては病院での勤務年数が必須要件となっているものもあるため、退職時には注意が必要です。

 

 

病院薬剤師として働き続けるデメリット

多忙である

調剤以外にも幅広い業務を担う病院薬剤師は、残業するのが当たり前という風潮が残っています。労働時間が長く、作業効率を常に求められる場面もあり、日々の労働に疲れ切ってしまうかもしれません。

 

論文執筆や研究などと業務の両立が難しい
論文や研究に必要な症例を集めやすく、他者に相談しやすい環境である病院薬剤師ですが、日常業務と論文や研究の両立は時間的な制約によりなかなか難しいといえます。業務に余裕が出てから資格取得をしようと考えていると、いつの間にか年月が過ぎているかもしれません。

年収が低い
薬局やドラッグストアの勤務と比べて、人気の職種である病院薬剤師は、全体的に年収が低くなりがちです。とくに奨学金を返済中の方は年収の低さが大きなデメリットとなるのではないでしょうか。

人間関係が広がりにくい
どんな職場でも人間関係の問題はありますが、他職種に比べて薬剤部は少人数になりがちです。医師や看護師などと接する機会があったとしても、同僚の人数が少ないとどうしても人間関係が広がりにくくなります。

閉鎖的な環境が気になる職場も
日々の忙しさに追われがちな部署の場合、業務マニュアルの作成や見直しが定期的に行われていないこともあります。そのような職場は、新しい知識や技術を現場が受け入れられずに、閉鎖的な環境となりがちです。とくに新卒の場合には大学で学んだ知識との相違が大きく、入職後のギャップにつながってしまうかもしれません。

このように、病院薬剤師として勤務し続けることにはメリット・デメリットがあります。紹介したメリットをあまり実感できないようなときや、デメリットを大きく感じているようなときには、転職するタイミングにあるのかもしれません。

 

 

病院薬剤師から調剤薬局に転職するメリット・デメリット

ここでは、病院薬剤師から調剤薬局に転職するメリット・デメリットを紹介します。

 

病院薬剤師から調剤薬局に転職するメリット

ブランクから復帰しやすい

女性の場合、結婚や出産などによって一時的に調剤の現場から離れてしまうこともあるでしょう。そんなときでも、薬剤師の基本的な業務である調剤がメインの調剤薬局は、ブランクから復帰しやすい職場といえます。

 

患者様との距離が近い

調剤薬局は、患者様との触れ合いが密接に行われています。とくに長く経営されている調剤薬局の場合には、患者様の生活に深くかかわる機会も多く、やりがいを感じるのではないでしょうか。

 

管理薬剤師を目指しやすい

 勤務する薬剤師の人数が少ないような調剤薬局では、将来的に管理薬剤師を目指しやすい職場だといえます。管理薬剤師の求人は定期的に募集されているため、転職してすぐ管理薬剤師業務に携わりたいときには、小まめにチェックするようにしましょう。

 

在宅医療もできるかも

在宅医療に興味があるときには、在宅業務に対応している調剤薬局を探してみましょう。とくに高齢化が顕著な地域では、在宅医療に力を入れている薬局も多くあります。患者様の生活背景を確認して行う薬剤師業務に、何よりやりがいを感じるかもしれません。

 

病院薬剤師の経験が評価される

チーム医療や臨床経験のある病院薬剤師は、調剤薬局でも経験が評価されやすくなります。

とくに在宅医療などでチーム医療をするときには、医師・看護師といったコメディカルとの情報共有もスムーズに対応できるのではないでしょうか。

 

病院に比べて年収が高め

基本的に、調剤薬局は病院に比べて年収が高くなりがちです。年収アップを期待して転職活動するときには、大きなメリットといえるでしょう。とくに地方は高年収の傾向があります。

年収を重視するときには、まず地方の求人を探してみてはいかがでしょうか。

病院薬剤師から調剤薬局に転職するデメリット

臨床系の資格取得はできない 

調剤薬局に転職した後には、臨床系の資格取得はできません。とくにがん専門薬剤師のような専門性の高い資格を目指しているときには、調剤薬局を転職先にするのは避けたほうがよいでしょう。現在在籍している病院で資格取得してから、転職活動するのも一つの方法かもしれません。

 

他職種との連携が難しい 

調剤薬局は、どうしても薬剤師や医療事務との交流がメインとなってしまいがちです。他職種と連携して業務を進めたいと考えても、病院薬剤師のようなチーム医療をする機会は少ないでしょう。

 

レセプト関係の知識が必要

保険薬局としての役割が大きい調剤薬局では、レセプト関係の知識が必須です。新入社員向けの体制が作られている薬局の場合には保険の知識を習得しやすくなるでしょう。それ以外では実際の業務をしながら、わからないところを尋ねる流れになりがちです。知識が不足していると感じたときには、積極的に調べる姿勢が重要となることでしょう。とくにブランクから復帰するときには、教育体制がしっかりしている薬局を選ぶと安心です。

 

静岡県にある株式会社エムズレイズでは、調剤薬局への復帰を考えている薬剤師の皆様を積極的にバックアップしています。

「病院薬剤師から調剤薬局への転職を希望している」「ブランクがあるけど調剤に復帰したい」などのお悩みやご希望がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。エムズレイズ 求人はこちらです。

 

病院薬剤師が独立開業を目指すメリット・デメリット

ここでは、病院薬剤師が独立開業を目指すメリット・デメリットについて紹介します。

 

病院薬剤師が独立開業を目指すメリット

思い描いた薬局が作りやすい

あなたが考える理想の薬局はどのようなものでしょうか。薬局を独立開業すると、その思い描いた理想の薬局を作りやすくなります。薬剤師として経営にかかわれるので、新しい視点で仕事が行えるのです。

 

休みの取得がコントロールできる

薬局の経営者として働くため、薬局規模によっては一般的な薬剤師よりも休みを主体的にコントロールして取得しやすくなります。セミナーや勉強会に参加することで、経営者としての知識を得やすい環境となることでしょう。

 

病院薬剤師の経験を活かせる

在宅医療をする薬局の場合、さまざまな場面で病院薬剤師としての豊富な経験を活かせることでしょう。実際に現場に足を運ぶことでわかる患者情報を積極的に収集することで、個々の患者様に合わせた服薬指導をしやすくなります。

 

コミュニケーション能力を発揮できる 

調剤薬局を開業するときには、門前薬局としてクリニックと同時に開業することも珍しくはありません。そこで大切になるのが開業後の医師とのコミュニケーションです。医師と情報共有することにより、治療方針を理解したうえでの業務をしやすくなります。日々のコミュニケーションを通じて、新規クリニック開業などの情報を入手できると、さらに手広い経営がしやすくなることでしょう。

 

年収が増える 

薬剤師から経営者に転職することで年収の大幅アップが見込めます。とくに薬局経営に成功した場合は、1,000万以上の年収も夢ではないでしょう。

 

病院薬剤師が独立開業を目指すデメリット

 

M&Aや新規開業案件の情報が集まらない 

薬剤師が調剤薬局の独立開業を目指したいときには、主に2つの手段があります。1つは既存薬局を手に入れるM&A、もう1つは新規開業です。どちらも必要な情報を手元に集めることが、まず開業の第一歩といえます。しかし、独力でこれらの情報を集めようとすると途方もない時間がかかってしまうかもしれません。

 

まとまった資金が必要 

調剤薬局を開業するためには、まとまった資金が必要です。貯金額だけでは足りないときには、銀行などで融資を申し込まなければならないこともあります。無理のない返済計画となるように注意しましょう。

 

開業当初は確実に忙しい

薬局を開業するときには、スピーディーな対応が求められることもあります。経営が軌道に乗るまでは、確実に忙しくなりますので覚悟された方が良いでしょう。

 

大きな責任を負う 

経営者は、調剤薬局での総合的な責任者です。なにか問題が起こったときには適切な対応をしなくてはなりません。また、事故が起きてしまった場合にも速やかな対処が必要です。法的に問題が発生しそうだと思ったときには、初期段階で弁護士などの専門家に相談するのも手です。

 

幅広い知識が必要

保険薬局としての知識に加えて、経営者になるとさまざまな幅広い知識が求められます。独学で習得するのが難しい場面もあるかもしれません。

 

薬剤師確保が難しいことも 

自らが薬剤師として勤務できるからといって、経営者としての立場以外に現場で調剤をしているとオーバーワークになりがちです。しかし、新規開業の場合には、求人を出したとしても薬剤師の確保が難しいかもしれません。

 

静岡県にある株式会社エムズレイズでは、薬局開業を考えている薬剤師のための「薬局開業情報提供サポート」をしています。個人では見つけにくい調剤薬局のM&Aや、新規開業案件についても情報提供が可能です。資金調達や薬剤師の確保など、薬局開業で困難になりがちな問題もしっかりサポートいたします。ご興味のある方は、ぜひこちらからご登録ください。

 

 まとめ

病院薬剤師として転職先を探しているときに迷うのが就職先の選び方です。今回紹介したような就職先別のメリット・デメリットを考慮して、ご自身のキャリアに合わせた転職をしましょう。

 

静岡県にある株式会社エムズレイズは、経験が豊富な病院薬剤師の調剤薬局への転職や、独立開業をサポートしています。ご興味のある方は、いつでもお気軽にご相談ください。

 

 

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