エムズレイズの働き方について株式会社週休3日に取材していただきました。
エムズレイズさんは一般正社員の他に「週休3日正社員」での採用を開始して2年を超えました。 導入する前、導入した後の状況を教えてください。
週休3日正社員制を導入する前は、現場で働いている一般正社員には、少し抵抗感があったみたいです。本当に大丈夫かなという不安があったようで。 丁寧に説明してどうにか納得してもらって、実際に週休3日正社員制の導入になりました。 導入は上手くいきました。週休3日正社員の方がしっかり働いてくれているのが本当に大きいですね。 業務以外に意識が向かってしまって仕事がおろそかになってしまうと、周囲の人も良い気分にはなりませんが、そういったことがまったくありません。安定して仕事に取り組んでくれているので、安心しています。
現在、週休3日正社員についてどのようにお考えですか。
私たちとしても、必ず週休2日で勤務してほしいというものではありません。色々な人の考え方に合わせて働き方を提供していきたいと思っています。出勤日にしっかり勤務していただけるのなら、それぞれの理由を受け止めようと考えています。 趣味が理由で週休3日正社員を選んでもまったく問題ありません。私としてはずっと仕事人間で生きてきたので、情熱を持てる趣味があっていいなあと羨ましく思います(笑)
現在、エムズレイズさんで勤務している薬剤師さんについて、詳細をお聞かせください。
2019年10月で、グループ全体の薬剤師は30名です。開局してから今年で13年になりますが、一番長い方で10年勤務されています。年齢としては、最年少者は28歳で、年齢層は30代から50代が多いですね。男女比は概ね半々で、地元の方はこのうち1/3程度です。県外から移住された方も珍しくはありません。実は、現在働いている社員は全て正社員なんです。
正社員の方だけというのは珍しいですね。何か理由があるのでしょうか。
社員の方が働きやすい環境を作る努力をしています。正社員でも働き方を選ぶことができるのもその一貫です。
柔軟な対応をされているんですね。就業している方が、週休2日(一般正社員)の方が週休3日正社員に変更したい、もしくはその逆で週休3日から週休2日に変更したいなどの希望にも対応していただけるんでしょうか。
そうですね。現在は週休2日の方が週休3日に変更したいとの希望はありませんが、希望されたとしても問題はありません。
個人のライフスタイルに合った勤務条件に変更していただけるんですね。それは本当に働きやすい環境ですね。 他の企業では、非常勤と常勤の仕事内容を変えるとかも事例として見られるんですが、週休2日(一般正社員)と週休3日正社員で勤務内容に差が出ることはありますか。
まったく差はありませんね。週休2日でも3日でも勤務時間が変わるだけで、まったく同じ正社員として扱っています。週休3日の方でも昇給のチャンスはありますし、既に管理薬剤師をしている方もいます。
まさしく、同一労働同一賃金の考え(※)を実践なさっているんですね。グループとして複数の店舗をお持ちですが、店舗間で何か差はありますか。
(※「同一労働同一賃金」:同一企業・団体において正規雇用労働者と非正規雇用労働者の間にある不合理な待遇差の解消を目指すものとして厚生労働省が掲げている政策の一つ。2020年4月1日から施行予定) 門前クリニックの診療科がそれぞれ異なるので、店舗間ではかなり特徴が異なりますね。 大まかな勤務内容についてはそこまで差はないとは思いますが、在宅を行っている店舗もあるので、携わる業務がやや異なるかもしれません。
新卒や第二新卒の薬剤師さんだと、複数の診療科で経験を積みたいという方もいます。そういった場合はどういう対応を取られるのでしょうか。
グループ店舗を複数回移動して、それぞれの診療科で経験してもらうのも良いですね。もちろん、求職者の希望があってこそですけれど。 店舗間の移動をしたい方や、逆に自宅近くの店舗から移動をしたくない方でも、希望に合わせて対応します。
調剤未経験者の方やブランクのある方にも、働きやすい環境ですね。最後にエムズレイズ で薬局薬剤師として働くにあたってのやりがいをお聞かせください。
医師に直接話しにくいことを、薬剤師に相談される方はたくさんいます。その時に薬剤師が副作用や症状の変化に気づいて、処方内容が変更になることもあります。セカンドオピニオンとして別の病院を紹介したことで新たな病気が発見されたことも実際にありました。 ただ単に薬を渡すだけではなくて、地域の皆様との関わりを深く持つことで、変化に気づきやすくなるので、薬局薬剤師は本当にやりがいがありますよ。
ありがとうございました。